コーヒー豆の卸売りで世界の課題を解決したい

株式会社坂ノ途中
焙煎士・産地担当
舛田 菜緒 様

株式会社坂ノ途中様の導入事例

「100年先も続く、農業を」コンセプトに

事業の概要を教えてください。

当社は、「100年先も続く、農業を」をコンセプトに、農薬・化学肥料不使用の野菜を一般消費者向けにECで販売しています。

数種類の旬の野菜を詰め合わせたBOXを定期的に宅配しています。飲食店を含め企業向けの野菜の卸事業も行っていますが、現在はECではなく電話やFAX注文が中心です。

現状としては、toC向け事業が中心ですが、今後はtoB事業も拡大する方針です。

コーヒー豆の販売を始めた背景を教えてください。

弊社のミッションである「環境負荷の小さい農業を広げる」を目指し、国内では新規就農者をパートナーにサステイナブルな農業の拡大を目的に事業を展開してきました。

国内で事業を続ける中で、海外の農業にも目を向けようとの考えに至り、2012年に海外事業を始めました。アフリカのウガンダにつながりのある社員が、現地で栽培指導をしつつシアバターやゴマなどを輸入して販売を始めた「ウガンダオーガニックプロジェクト」が海外事業の始まりです。

海外事業では、環境問題の解決や農家の所得向上など、農業を通じて各国が抱える課題の解決につなげたいと考えています。2016年にはラオスの現地で活動する企業から「森林減少の改善に向けて何かできないか」と問われ、現地を訪れた際にコーヒーに行き着きました。

ラオスでは、コーヒーを森の中で、大きな樹の間の適度な日陰のもとで育てる「アグロフォレストリー」の手法を用いて、現地の栽培を支援すると同時に、収穫したコーヒー豆を日本に輸入して販売することを決めました。

産地により貢献するために、法人向けの卸売りにシフト

法人向けに販売を切り替えました。どのような理由からでしょうか。

2016年に、「海ノ向こうコーヒー」事業を立ち上げ、全国の喫茶店やコーヒー豆の卸売りを始め、2019年に法人向けECサイトを立ち上げました。

当初は、コーヒー焙煎豆を「坂ノ途中」のBtoC-ECサイトで販売していたものの、思うように売り上げが伸ばせませんでした。売り上げを確保できないと現地の支援につながらないと考え、焙煎する前の「生豆」を、喫茶店やコーヒー豆店などの法人向けに卸販売することにしました。

立ち上げ時は、ウェブサイトで「自家焙煎・コーヒー豆」と検索してヒットした店にダイレクトメール(DM)を送付するなどで営業活動をしていました。それに加え、利用者からの紹介や検索からの流入などもあり顧客は徐々に増えています。

商品ページでストーリーを伝えるためにBカート導入

Bカートを採用した理由について教えてください。

以前使用していたカートは、受発注システムを主体としていたため、ブランドのコンセプトを詳細に伝えるための説明のスペースの確保が難しいと感じていました。

こうした課題を解決することを目的に、「Bカート」を導入しました。導入前は商品を説明するため、別にPDFファイルを作り、ダウンロードしてもらう必要があり、スタッフの作業に手間がかかっていました。事業の考えやどういった豆なのかというストーリーと商品ページに一覧性がなく、断片的になりがちでした。

「Bカート」は、フリースペースが確保されており、写真や伝えたい内容を掲載する十分なスペースを作れるところに魅力を感じています。

業務効率も高まっていると聞きます。

専門の担当者1人〜2人で、在庫管理や受発注、梱包作業をしているため、かなりの負担になっていました。

現在では、受注件数が増えていても当初と変わらない人数で対応できるようになっています。管理画面の操作が容易だったことに加え、顧客のステータス管理について必要な項目が追加できるといった機能が充実しており、発送ミスが軽減されたました。

導入前の業務では、日替わりで引き継ぎをする際に詳細なメモを翌日の担当者のために残していたのですが、こうした作業が不要になったことも良かったです。

今後の展開について

現在、順調に会員(取引先)を増やしていますが、さらに加速させるために、コーヒー豆の銘柄だけではなく、生産農家の情報や背景、海ノ向こうコーヒーのコンセプトを訴えることで共感してくださる人を増やしていきたいです。

注文は5キロの小ロットからできるようにしており、少ない量でいろいろな豆を試したいといった多様なニーズも取り込んでいきたいと思います。今後は、「生豆」に加え、焙煎豆の取り扱いの販売も強化していきたいと思います。

株式会社坂ノ途中

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https://www.on-the-slope.com/