左から)株式会社BAROLO GLOBAL セールス/プロジェクトコーディネーター 七尾順子氏 、
株式会社キャム マーケティング部門 マネージャー 馬場美喜氏

Bカート×ERP連携で取引先が4.6倍に!
少数精鋭企業が実現した急成長の裏側

株式会社BAROLO GLOBAL
セールス/プロジェクトコーディネーター
七尾 順子 様

株式会社BAROLO GLOBAL様の導入事例

事業内容を教えてください

BAROLO・七尾:株式会社BAROLO GLOBALは、1996年創業の化粧品メーカーです。 自社ブランド「LIRIO」では、天然由来成分を配合したナチュラルスキンケア製品を取り扱い、サロンや小売店向けに販売しています。また、ホテルアメニティなどのOEM事業も展開中です。

キャム・馬場:株式会社キャムは、カスタマイズなしで利用できる中小企業向けクラウドERP「キャムマックス」を提供している企業です。 Bカートをはじめ各種カートシステムやWMS(倉庫管理システム)、POSなどとも簡単に連携できるのが特徴で、受発注から会計までをシームレスに管理し、実店舗・EC・卸のオムニチャネル化を支援しています。

3人体制のアナログ業務が限界に

Bカート導入以前の課題を教えてください

BAROLO・七尾:当社は正社員3人という少数精鋭で運営しており、営業担当の私がバックオフィス業務も兼務しています。 そのため、手作業の多い受注処理が最大の課題で、自動化による効率化が急務でした。以前は、メールやLINE、電話など複数のチャネルから届く注文をすべてExcelで管理しており、 処理に膨大な時間がかかるだけではなく、ヒューマンエラーも多発している状況で…。売掛金の管理や在庫確認もしづらく、取引先にご迷惑をおかけするケースもありました。

また、午前中の大半を受発注作業に費やし本来の業務である営業になかなか専念できない状態から脱却したいという思いが強かったです。

どのような経緯でBカートを導入されたのでしょうか

BAROLO・七尾:2023年12月に、Bカートとキャムマックスを同時に導入しました。 じつは前職時代からBカートとキャムマックスの存在は知っていたものの、システムの都合上活用が難しかったんです。今回2つのシステムを同時に導入でき、大変満足しています。

私はシステムの専門知識がなくWeb関連にも詳しくありませんが、Bカートもキャムマックスもサポート体制が充実していて、質問にも迅速かつ的確に対応いただけたので、導入に関するストレスはありませんでした。

取引先4.6倍の急成長を実現

Bカートがもたらした最も大きな変化は何ですか

BAROLO・七尾:七尾 導入前の課題はおおむね解消できました。嬉しかったのは、受注から出荷までが完全に自動化できたことです。 Bカートで受注した情報は即座にキャムマックスへ連携され、指定時刻になるとWMSへも自動で指示が送られ、商品が出荷される。この一連のフローが人の手を介さずに完結するようになりました。

加えて、驚いたのは取引先数の急拡大です。導入前15社だった取引先が、1年半で4.6倍の約70社まで増加。自社ブランドの売上も前年対比110%で推移しています。 Bカートがなければ、この急成長はなかったですし、対応もできませんでした。

また、キャムマックスを導入したことで売上や在庫状況、財務会計などが一元管理できるようになったのも非常にありがたかったです。 商品別・得意先別に各種データがリアルタイムでクラウド環境からも確認できるため、外出先や自宅からでもアクセス可能なところも大きなメリットです。

キャム・馬場:BAROLO様は導入前から自社の課題をしっかりと把握され、その課題解決のためにどのツールを導入し、どう運用していくべきかという明確なビジョンをお持ちでした。 「システムに任せる部分は徹底して任せ、業務効率化を図る」というそのビジョンが、お問い合わせ時から一切ブレていないのが非常に印象的です。

顧客体験向上と営業活動の強化

Bカートの導入で、取引先との関係はどう変わりましたか

BAROLO・七尾:導入後、取引先様からネガティブな声はまったくありませんでした。 Bカートは普段のECサイトと同じような感覚で使えるので、「操作が難しい」という声は一切なく、むしろ「利便性が上がった」「クレジットカード決済が使えるようになって助かる」と好評でした。

さらに、Bカートならではの効果として、ビジュアル面での商品訴求力が格段に向上したことが挙げられます。メールやLINEでは必要最小限のアイテムしか注文されませんでしたが、 Bカートでは商品画像や詳細説明を充実させることで、「こんな商品もあったんだ」と気づいてもらえるようになりました。結果、アップセルやクロスセルが自然に実現し、客単価も向上しています。

受発注処理の自動化で営業活動にフォーカスできる時間が大幅に増え、Bカートで蓄積される顧客データや売上データを分析し施策に活かせるようになったことも、この急成長の大きな要因ですね。

システム導入を検討している企業へのアドバイスはありますか

BAROLO・七尾:当社がBカートやキャムマックスを導入したのは、まだ取引先が15社と少ない段階でした。「規模が小さいから導入はまだ早い」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。 システム導入にはデータ移行や既存取引先への周知が必要なので、事業規模が小さいうちに踏み切る方が導入のハードルも確実に低くなり、効率化や売上向上につながります。

今後の展開について教えてください

BAROLO・七尾:当社のBカートサイトは、受注システムとしての稼働を優先したため、商品ページの作り込みが十分ではない状態です。 これからは見せ方を工夫したり特集ページを作成したりして、より商品の魅力が伝わるようなサイトにしたいですね。

また、Bカートやキャムマックスには豊富な機能があるので、自社の課題を洗い出したうえで、システムを活用し、より多くの取引先様に満足いただけるサービスを提供していきたいです。

株式会社BAROLO GLOBAL

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