業務負荷が軽減し、マーケティング活動に注力できるようになりました。

ジック・ジャパン株式会社
スポーツ部門 セールス&マーケティング
吉田 幸生 様

ジック・ジャパン株式会社様の導入事例

2020年の東京オリンピックでBMXが正式種目に

事業内容について教えてください。

1985年創業で当初は別の事業を手掛けていたのですが、1997年に新規事業としてスポーツ用品販売を始めたことをきっかけに、BMXという競技用の自転車および部品販売をおこなっております。

2020年の東京オリンピックではBMXの「フリースタイルパーク」という競技が正式種目に選ばれたので、一般の方の認知度もアップすると思いますし、競技人口も増加することが見込まれるので、今後ますます目が離せない業界です。私自身、ECサイトの運営や卸先の開拓を担当する傍ら、BMXの選手としても活躍していたりします。
ニッチな商材でもあるので、商品を販売して終わりではなくBMXの楽しさやその魅力を伝えるために、子供向けのスクールやワークショップなども手掛けています。

BtoB-ECサイトを立ち上げた経緯を教えてください。

自転車店への卸売りは、自転車店がカタログを見ながら、電話やFAXなどで受け付ける形式が中心でした。ただ、自転車のパーツが多様化するなかで、在庫管理や受注業務が負担となっていました。こうした経緯もあり、2013年に、卸売り専用のBtoB-ECサイト「ジック・ジャパンBtoB」を立ち上げました。それまでの電話やFAXでの注文から、在庫管理や時代の流れを踏まえ、受注方法をECにシフトさせています。

分かりやすくて、シンプルだったことが決め手

BtoB-ECサイトの概要を教えてください。

自転車店やEC事業者などの方が取引をおこなうためには事前の会員登録が必要です。現在までに300社にご登録いただいております。

店舗販売専業が5割を占め、残りは店舗を持ちながら、ネットショップを展開する事業者が目立ちます。新規会員獲得は、私自身が自転車店舗を訪問しながら、Web会員登録を提案するアナログ手法も残しています。

ECサイトでの取扱商品は、16ブランド、約1000種類あります。売れ筋はタイヤなどの消耗品です。BMXは、完成車もありますがカスタマイズして購入するケースが多く、総額は30万円前後になります。

Bカートを選んだ理由を教えてください。

業務のEC化を進めるにあたり、当時いろんなシステムを探しました。一般消費者との取引を主体としたBtoCのカートシステムはたくさんあったのですが、BtoB取引のEC化に特化したサービスはBカート以外にありませんでした。

やはりBtoBなので取引先ごとに多様な条件があるのですが、Bカートは設定が豊富でその全てに対応することができました。また、せっかくEC化を進めても取引先から「使い方がわからない」や「説明して欲しい」といった声が多くあがっては本末転倒なので分かりやすくシンプルだったことも導入の決め手だったと記憶しています。

BtoB取引のEC化率は約95%を実現

導入後は、どのような変化がありましたか。

自転車用品はパーツの種類が増えたのに伴い、紙カタログなどアナログでは管理することが難しくなっています。
取引先が注文する場合に、数十ページにわたるカタログを見て、電話で在庫状況を確認しながら進めなければならなかったため、双方の負担が大きくなっており、在庫確認の間でミスが生じるといった課題もありました。
導入後は、ECサイトからの注文が約95%に上り、電話やFAXによる注文はほとんどなくなりました。

業務負担が軽減されたことで、FacebookやInstagramなどのSNSで、BMXに関する情報発信に費やす時間を確保できるようになったので、これまで以上にマーケティング業務に力を注ぐことができるようになりました。

今後の展開について

日頃の活動を通じてBMXの楽しさを伝えつつ、ECを活用してBMXの普及に力を注いでいきます。

冒頭お話しさせていただいたオリンピックも大きな出来事ではあるのですが、双子の弟である吉田尚生がBMXアーティストとして、世界最高峰のエンターテイメントの舞台であるシルク・ドゥ・ソレイユ新作ワールドツアーショー「VOLTA」に出演を果たしました。

このようなBMXに関する情報を手に入れることができるポータルサイトの構築もおこない、BMXをより身近なものにしていきたいですね。

ジック・ジャパン株式会社

〒240-0105
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https://jykkjapan.com/