WMSシステム周辺の
小口かつリピート取引の
効率化をBカートで実現

ロジザード株式会社
取締役営業部長
亀田 尚克 様

ロジザード株式会社様の導入事例

業界最大手のWMSサービスを提供

事業概要を教えてください

当社は2001年より「物流」「在庫」を事業領域として、WMS(Warehouse Management System:倉庫管理システム)を中心とした在庫管理システムをクラウドサービスとして提供しています。

主力商品である『ロジザードZERO』は、物流のプロにも採用されており、倉庫の入荷から出荷、在庫管理の一連の業務を支援する事の出来るWMSです。

BtoCだけでなく、BtoB-ECの物流にも強いため、物流会社さまをはじめ、通販の有名店舗さま、多種多様な業界のメーカーさまにもご好評いただいております。

BtoB-ECサイトではどのような商材を取り扱っているのでしょうか

クラウドサービスを提供している企業が物販しているとなると、なかなか想像がつきませんよね。

当社のBtoB-ECサイトでは、ロジザードのWMSをご利用いただいているユーザー様向けに、商品に貼付するバーコードをプリントするためのラベルシール、プリンタインクリボン、通販商品に同梱する後払い払込票など、倉庫業務の中で必要な消耗品の販売を行っています。

Bカートを用いてBtoB-ECサイトの導入を行った目的としては、当社のシステムをご利用中のユーザー様向けのサービスの一環で、WMS周辺の小口・リピート取引の効率化を目的としたものでした。

【ユーザーの利便性】と【明確な受注情報】を求めて

過去の受発注業務はどのようなフローだったのでしょうか?

Bカートを導入する以前は、FAXやメールでの受注を行っていました。注文書ひな形を使い回す形だったため、文字が不鮮明であったり、単価表示が消えてしまうようなケースが多くありました。

また、担当者の経験則や過去の履歴をもとに対応していたため、サプライ品の受注業務が属人化してしまっていました。

そこでBtoB-ECサイトの導入検討を始め、ユーザー様が『注文書ひな形に数量を手書きで記載しFAXを送信する』という手間を省くことが【ユーザーの利便性】へと繋がるのではないかと考えました。

更に、当社にとってもBtoB-ECサイト経由の受注であれば『誰が見ても受注内容が正確にわかる』=【明確な受注情報】が手に入るようになります。これらの観点から、小口かつリピート取引の効率化、主に受注部分のEC化を目指してBカートの導入を決めました。

数あるカートシステムの中からBカートに決めた理由を教えてください

実は、当社がBtoBーECサイトを導入する以前から、同じクラウドサービスを提供している会社ということで繋がりがあったんですよね。

当社の主力商品であるWMS『ロジザードZERO』との連携実績が豊富なBカートということで、圧倒的な信頼と安心感がありました。

また、当社のサプライ品利用のユーザー様に向けたBtoB-ECサイトということで、小規模で低価格のプランからスタートできるという点が魅力でしたね。

加えて、専門知識があまり無い事務担当者が運営するにあたり、ユーザーガイドやカスタマーサポートが充実しているという点も導入の決め手となりました。

小口かつリピート取引の効率化の実現

導入後の成果はいかがでしょうか

【ユーザーの利便性】という点では、これまでFAX受注を行っていたユーザー様のほとんどがBカートでの受注に移行しており、当初の目的が達成できたと感じています。

そして、Bカート導入のもうひとつの目的であった【明確な受注方法】に関しても、商品情報、受注数量、ユーザーごとの異なる販売単価などを正確にデータとして把握できるようになりました。

これにより、それまで起きてしまっていた注文書の文字が読めない、請求金額を間違ってしまうなど、様々なヒューマンエラーを無くすこともできましたね。

売り手側、買い手側にとってwin-winな受発注フローを構築し、小口かつリピート取引の効率化がしっかり実現できていると感じています。

現在は『Bカートアプリストア』への掲載も開始したとか

はい、2022年6月から当社の『ロジザードZERO』をBカートアプリストアに掲載しています。以前からBカートとのCSV連携は行っていたものの、昨今の自動化のニーズに応えるべくAPIを用いての自動連携を開始しました。

そもそもWMSは、カートシステムや基幹システムなどの『倉庫業務に必要なデータ』を扱う「上位システム」と呼ばれるサービスと一緒に導入することが必須となっています。

Bカートの場合、従来FAXやメールでやり取りをしていた受注を「データ化」してくれるサービスですよね。それらのデータを『ロジザードZERO』が受け取ることで、商品の入出荷や在庫管理など一連の倉庫業務の円滑化を実現できているんです。

今後の展望

今後も、「ユーザー様向けのサプライ品受注での活用」の間口は広げることなく、あくまでもご利用者様の利便性の追及や当社の業務効率化を目的にBカートを活用していく予定です。

しかし、情報発信としての活用や、当社の売上管理システムとのデータ連携など、当社内業務におけるBカートの活用範囲を掘り下げていきたいと考えています。可能な限り、自動化できることは自動化してしまうべきですよね。

そして、倉庫業務における在庫管理や検品、受発注業務におけるFAX処理などの面倒かつデジタル化・自動化できるような業務はクラウドサービスを組み合わせて活用し、人は「人にしか出来ない業務」に注力していくことが、これからの時代を生き抜く鍵になるのではと考えます。

ロジザード株式会社

〒103-0013
東京都中央区日本橋人形町3丁目3番6号
https://www.logizard.co.jp/

  • BtoBサイト
    -
  • 取扱商材
    ラベル・インクリボン
  • 運用形態
  • 導入目的
    FAX・メール受注からの脱却、業務効率化
  • 従業員数
    -