海外製
ペットサプリメントの
卸売サイトを運営

株式会社丸幸
取締役
加藤 康平 様

株式会社丸幸様の導入事例

創業105年の老舗企業

事業概要を教えてください

当社は1918年(大正7年)に創業し、2022年で105年目を迎えます。ペット事業を始めたのは25年ほど前で、それ以前は電線などに使用される碍子(がいし)の設計・製造・加工および販売を主力事業として、電力会社向けに販売していました。

現在は、ペット専用サプリメントのメーカーである米国・ガーモンコーポレーション社の「NaturVet(ネイチャーベット)」の日本・アジア圏総代理店をメイン事業とすると同時に、他の輸入総代理店から仕入れたペットフードの卸売りなども行っています。

主な顧客として、日本全国の小売店やトリミングサロン、EC店、動物病院、警察犬訓練所などが挙げられます。

ペット事業を立ち上げたキッカケを教えてください

25年前に、当時の役員が海外のペットサプリメントの国内販売に目を付けたことをキッカケに、ペット事業部を立ち上げました。

私たちはペットサプリメントの日本国内販売における黎明期に事業参入しました。事業部を立ち上げた当初は、人間用のサプリメントもそこまで普及していなかったため、少々周囲からの風当たりが強い業界でもありましたね。

現在はペットサプリメントの市場も拡大しており、今後さらに伸びていくと予想されています。近年の健康ブームで、一般消費者の中でも「人の健康に気を付けると同時に、家族であるペットの健康にも気を付けたい」という意識が芽生えてきているようです。

Bカート導入の決め手は『スモールスタート』

導入前はどのような業務フローだったのでしょうか

BtoB-ECサイトをオープンする前は、3人の営業社員が取引先に直接出向き、対面での提案を行っていました。

そして、受注はFAXと電話で対応しており、所謂アナログな業務体制でしたね。営業社員のメンバーも、自身が担当している取引先からの受注にそれぞれが対応していました。

更に、当時唯一の内勤事務専門だった社員が退職したことで、外回りから戻った営業社員による内勤事務の負荷が更に高まってしまったんです。やはり、そこに割く時間を捻出するのにはかなり苦労しましたね。

そこで、社内での業務を効率化することを目的として、BtoB-ECサイトを立ち上げることを決めました。

数あるカートシステムの中からBカートに決めた理由を教えてください

Bカートの一番大きな魅力は、自社の業務規模に応じて低価格でスモールスタートできる点です。

BtoB-ECサイトの立ち上げは初の試みで勝手も分からず、自社の商品カテゴリや顧客層とマッチするのかどうかも読めない。もしかしたら、すぐにBtoB-ECサイトを閉じてしまう事になってしまうかもしれない。

数社の受発注システムの資料請求をしたり実際に提案を受けたりする中で、高い金額を投資してカスタマイズするシステムを導入することは難しいと感じました。その点Bカートは、他社と比較してかなり低コストで導入することができ、BtoB取引に必要な機能が全て揃っています。

事業規模が大きくなっていった場合も、それに応じてプランアップすることで対応できるということもあり、Bカートの導入を決めました。

また、Bカートの認定パートナーである株式会社これからさんに依頼し、サイトデザインの構築や様々な初期設定などを一緒に進めて頂きました。プロに伴走してもらいながら導入を進めることができるのは、Bカートの大きな魅力のひとつだと思います。

販売管理ソフトとの連携で手入力がゼロに

導入後の成果はいかがでしょうか

FAXや電話での受発注業務が少なくなったことで、手作業でシステム入力する際に起きてしまっていた商品名や数量の入力ミスも減り、とても楽になりました。

また、以前から導入していた販売ソフトとBカートを連携させることで手打ちで何かを入力するという作業が減ったのが嬉しいですね。

また、取引先にメールなどで新商品を案内する際、BtoB-ECサイトにも同内容を掲載することで、案内自体が容易にできるようになりました。現在では、BtoB-ECサイトが有力な営業ツールのひとつになっています。

新しい商品をサイトに掲載することで、それを見つけてくださった新規顧客からのお問合せも頂けるようになってきています。

既存顧客の移行などはスムーズにいったのでしょうか?

既存のお客様に対しては、1件1件連絡をしてBカートサイトを紹介しているので、スムーズとは言い難いかもしれません。しかし、ゆっくりではあるものの、着実にBtoB-ECサイトからの受注へ移行して頂いております。

システム導入当初は、新たなシステム導入に拒否反応を示すお客様もいらっしゃることが想定されたため、お客様に一斉に周知というのが難しい状況にありました。

とはいえ、BtoC向けのECモールに出店されていたお客様にはすぐに理解して頂くことができたので、その点は助かりました。

今後の展望

現在は、既存の取引先にのみ価格を表示させ、商品の購入には会員登録を要するセミクローズドの状態です。今後は、新規取引先の拡大に向けて情報発信に力を入れ、オープン化を目指していきたいと考えています。

1つの商品にフォーカスを当てたLP(ランディングページ)を充実させたり、新着情報の更新頻度を高めていきたいです。また、取り扱っているのが輸入商材なので、在庫情報と併せて海外メーカー元の欠品情報や今後の入荷予定などもどこかに掲載できればいいなと考えています。

様々な情報の発信に関連した機能を強化することで、多くの人に認知してもらえるかつ、使いやすいサイト作りをしていきたいと思います。

株式会社丸幸 ペット事業部

〒468-0001
愛知県名古屋市植田山3-1803
http://www.naturvet-japan.com/