見積自動化が武器に、
昨対比200%超の成長へ

株式会社エム・ティー・ネット
広報担当
久保 功 様

株式会社エム・ティー・ネット様の導入事例

オリジナルの防災品を含め300品以上を販売

事業概要について教えてください

もともと理美容に関するIT事業を行っていましたが、1995年の阪神淡路大震災から着想を得て、2006年に防災用品のEC事業に転向しました。
具体的には当社の社員の多くが、阪神淡路大震災を経験しており、地球温暖化による風水害が増えニーズが高くなるという意見が上がったことがきっかけです。
今では複数の社員が「日本防災士機構認定 防災士」の資格を取得しています。被災者としての体験と、防災士としてのプロの視点を活かした、製品企画・開発力が強みです。
一般消費者向けのECでは、自社サイトのほか、楽天市場やヤフーショッピング、アマゾンへの出店を行うほか、自治体や企業向けのまとめ購入サイトも手掛けています。

どのような商品を販売しているのですか。

取扱商品は、防災用品を中心に約300品目など多岐に渡ります。その中でも、携帯用のトイレ「緊急戦隊トイレマン」や「EBラジオライト」(防災ラジオライト)、「MT RESCUE KIT」(非常救出用工具セット)は自社のオリジナルとして開発・製造しているほか、長期保存可能な防災食なども販売しています。商品を開発する上で、資格取得による知識や、被災者としての経験が製品開発に生かされています。

「見積り」を自動作成がBカートの魅力に

BtoB向けのECサイトを立ち上げた背景について教えてください。

年々、一般消費者や一般企業、地方自治体地域の消防団・自治会などからの引き合いが増えています。
こうした状況を踏まえ、2016年に専用の企業・団体向けのまとめ購入サイトを立ち上げました。これまでのECサイトでも一般企業や団体での購入はできましたが、「見積りを依頼しにくい、まとめて購入する場合のコスト感が把握しにくい」というお客様の声に応え開設したものです。順調にサイトは成長していったのですが、やがてこのままの状態ではいずれ大きな問題に突き当たる、ということがわかってきました。そこで出会ったのがBカートです。

導入後はどのような点にメリットを感じていますか。

Bカート導入前は、見積書をExcelの手入力で対応していました。が、繁忙度が高まるにつれ受注が集中する年度末には取りこぼしが生じるおそれが高まってきました。中でも、自治会など自主防災組織からの案件では大半が助成金の事前申請が必要なことから、締め切りのギリギリで『すぐ見積りを出してほしい』といった依頼を受けることも多く、時には他の業務に支障が生じることもありました。お客様の側に差し迫った事情があるため、当社の事情をくんでお待ちいただくわけにはいかないからです。
そこで販売システムを根本的に見直すということになりました。さまざまなサービスを比較検討する中で、会員登録と同時に見積書が自動作成できるという機能が決め手となりBカートを採用しました。

コスト削減を実現、売り上げは拡大

導入後はどのような成果がありましたか。

Bカート導入後の売上高は昨対比240%増、翌月は同155%増と順調に業績を伸ばしています。
会員数も想定を上回りまして、前年の2倍に達しています。自動見積機能付きのECサイトにバージョンアップすることで、これまで接点を持つことができなかったさらに多くの企業・団体からの受注も獲得できています。
また、見積書を手入力で作成する手間が省けたことで、よりお客様に寄り添う形で人員を配置できるようになりました。

今後の展開

防災用品は、企業や消費者問わず、全方位的なニーズがあると考えています。
今後は、展示会などに積極的に出店して販路を広げるほか、検索周りのSEMに力を注ぐことで、サイトへの集客につなげていきます。
また、各地域の防災訓練に積極的に参画することで、防災用品の認知向上にもつなげることで社会に貢献していきたいと考えています。

株式会社エム・ティー・ネット

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