受発注業務の負担が大幅に軽減、EC化で販路拡大

株式会社ナゴミヤ
代表取締役社長
中村 光宏 様

株式会社ナゴミヤ様の導入事例

全国の菓子店や食品スーパーなどに和菓子を卸売り

事業の概要を教えてください。

私は元々経営コンサルティング企業におりまして、そこで和菓子の経営に携わったのがきっかけにこの事業を始めました。

その後、2009年に独立し「製造/販売のダイレクトなネットワークづくり」というコンセプトのもと、製造会社様と提携をし、和菓子店様の商材探しやPB商品の開発、OEM製造委託先探しなどのサポートを行っております。

創業時は、和菓子/洋菓子メーカーから商品を仕入れて、食品スーパーや和菓子店へ卸売りを行っていました。その後、中小個人店向けにも販路を拡大しました。現在、仕入先のメーカーは40社、Bカートに会員登録している卸先の和菓子店などは1110社に上ります。会員の業種は菓子店やスーパーのほか、喫茶店などの飲食店、旅館、ホテル、土産店など多様です。

Bカート導入前の課題を教えてください。

Bカート導入前は、HPなどで「無料商品カタログを送付します」という広告を打ち、カタログ請求した企業に約1000種類の商品を掲載した商品カタログを送付していました。

顧客は商品カタログを見ながらメーカーごとに異なる発注書に記入し、FAXを送る発注方法だったので発注時の顧客の負担もありました。またどんどん取引先が増えることで受注処理についても大きな負担となっていました。またFAXで受注を受けることで入力ミスが生じてしまったり、カタログを発行するコストも負担になっており、業務効率の面で大きな課題となっていました。

カタログ発行をやめ、Bカートで受注開始

商品カタログの発行をやめた理由を教えてください。

商品カタログの発行をやめた理由は、販売を中止する商品が出てくるたびにシールを貼る対応をしており、非常に効率が悪かったからです。また、新たに取引を始めたメーカーの商品チラシを差し込むなどの作業も大きな負担でした。
終売した商品でもカタログに掲載されていると注文がきてしまうケースもありましたが、Bカートを導入することで終売情報や新商品情報をWeb上で更新できるようになりミスマッチをなくすことができました。

商品カタログ廃止後は、Bカート上で顧客の集客を行い、会員登録につなげています。また最近では、商品ラインアップを広げたいという理由で中小店舗の会員登録が増えている傾向にあります。
加えてコロナ禍の影響もあり、それまで1ヶ月50件ペースだった新規登録数が70~100件に増加しました。今まで和菓子店が中心だった新規会員ですが、飲食店など異業種の新規登録も増えています。

Bカートの導入を決めた理由は?

導入の前に数社のカートサービスを比較しました。「Bカート」は知り合いのコンサルティング会社に紹介されたのがきっかけで知り、法人向けの受発注に必要な機能が標準で搭載されている点や、コストが抑えられており「スモールスタートできる」点が導入の決め手でした。またBtoB決済サービスとの連携が取れている点と接続がスムーズだったことも魅力でした。

受注業務を半分のスタッフで対応できるようになりました

業務効率が向上した点はありますか?

Bカート導入後は、FAXでの手作業が減ったため受注の業務効率が圧倒的に向上しました。空いた時間を顧客との電話対応に活用し、丁寧な接客サービスにつなげています。これまで受発注業務には常時2名のスタッフが対応していたのですが、現在は1名で対応できるようになりました。

またBカートの管理画面にメモ欄が搭載されていることで、スタッフ間で受発注業務をスムーズな引き継ぎがぐこともできています。

導入の進め方として、当初は一部の顧客に限定してBカートに切り替え、生産性も向上し、順調に移行できたことを確認できたことから、2020年1月からは全ての顧客をBカートでの発注に切り替える方法を取りました。

今後の展開について

今後は、取引先のメーカーをどんどん増やしていき商品ラインナップも増やしていきたいと考えています。またメーカーとの受発注もウェブ化を目指しており、より業務効率化を進めていきたいと思います。

株式会社ナゴミヤ

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