株式会社志成販売様の導入事例

Bカート導入以前の課題を教えてください

志成販売・戦：Bカート導入前は、アナログ一辺倒でしたね。 展示会や自社イベントで紙のカタログをお渡しして、注文はFAXか電話。 それを営業担当が手入力するんですが、「品番の書き間違い」や「言った言わない」のトラブルが本当に多くて……。 正直、受注処理だけで手一杯で、頭を悩ませていました。また、営業時間外は電話注文を受けられないので、せっかくの注文機会を逃したことも多かったと思います。

どのような経緯でBカートを導入されたのでしょうか

志成販売・戦：2014年にBカートを導入しました。目的は、受注業務の効率化とEC事業の強化です。 卸売業界は受発注業務のデジタル化が遅れていて、FAXや紙の請求書、電話でのやり取りが中心でしたが、今後はECでの取引が主流になるだろうと考え、BtoB ECに力を入れることにしたんです。

決め手は「コスト」と、やはり「BtoB特有の商習慣に対応できる機能」です。 卸売業は取引先ごとに掛け率がバラバラなんですが、Bカートは「会員グループごとの価格設定」や「クローズドサイト（会員制）機能」が標準で備わっていました。 一般的なカートではカスタマイズが必要な部分が最初から揃っていたこと、あと船場の同業者がこぞって使い始めていたという「実績への安心感」も大きな後押しになりました。

次のステップとして、どのような施策を行ったんですか

志成販売・戦：2022年4月に、UGC活用ツール「U-KOMI」を導入しました。 これは商品レビューや口コミを効果的に集めて、ECサイトでの信頼性向上やSEO強化に活用できるツールです。Bカートと連携することで、非常に有効に使えています。

サブスパイア・岡村：私たちが提供するU-KOMIは、各ユーザーに合わせて最適化したレビュー入力フォームをメールやLINE経由で配信し、 ログイン不要で簡単にレビューを投稿いただける仕組みを持っています。BtoB取引でも、レビューは購買の「安心感」を高め、リピート購入やクロスセルの促進につながります。

BカートとU-KOMIを連携させて、どんな効果がありましたか

志成販売・戦：Bカートは「自由ページ作成機能」で手軽にLPを作れますし、外部サービスとの連携も柔軟なので、スムーズにレビュー機能を実装できました。 「Bカートを母艦にして、必要な機能を足していく」という使い方ができるのが良いですね。

レビューの中には厳しい意見もありましたが、すべてのコメントに誠実に返信しました。こうした対応を見て「この会社は信頼できる」と判断してくださる企業様が増え、結果的に取引先が急激に増加しました。

サブスパイア・岡村：レビューへの対応姿勢は企業の信頼度を示す重要な要素です。とくにネガティブなレビューへの誠実な対応は、見込み客にとって大きな信頼材料になります。 志成販売様のように、UGCをただ集めるだけでなく、しっかりとコミュニケーションツールとして活用されると成功につながりやすいです。

志成販売・戦：レビューは信頼面で効果があるだけでなく、事業運営においても非常に有用なデータになっています。 BtoB ECサイトに集まるレビューは、言わば商品に対する"プロの声"です。一般消費者とは違う目線のコメントをデータとして蓄積できるため、仕入れだけでなく、商品開発やマーケティングなど、幅広く活用しています。