BtoB-ECサイトで
新規顧客を獲得

タイヘイ化成株式会社
営業部
中村 孝徳 様

タイヘイ化成株式会社様の導入事例

企画・開発・製造までを自社で一貫して対応

事業内容について教えてください

当社は、ビニール製品の製造・加工・印刷や、アクリル樹脂を使用した様々なグッズのOEM、プロスポーツチームやアニメなどのグッズの企画・制作などを手がけています。

キーホルダーやスタンドなどの各種アクリルグッズ、今注目の刺繡をあしらった縫製グッズや高輝度反射生地を使用したリフレクター(反射材グッズ)といった付加価値の高い製品をはじめとして、クライアント企業さまの目的や用途に応じた雑貨やノベルティーグッズ等、多様なオリジナル製品のOEM生産を提案させて頂いています。

自社工場を持っていることもあり、小ロットでの受注にも対応可能です。企画から開発、生産までの全ての工程を一貫してできる企業は少ないため、その強みを活かし、版権を持つ企業さまとの取引も多い傾向にあります。

近年増加傾向にある商品ジャンルなどはありますか?

2020年から続くコロナ禍により、「ウェルダー加工」の受注が増えています。元々、日本国内で該当の加工を手掛ける企業が少なく、海外工場に発注して完成品を輸入するパターンが主流でした。

しかし、海外各国で起きたロックダウンの影響で国際物流が止まってしまい、日本国内での製造需要が高まりました。そこで、グッズ制作において長年の実績がある当社への依頼が増加したようです。

また、一般消費者に向けてスポーツチームの記念品やスマホケースなどのグッズを販売する自社BtoCサイト「ワンダーカスタム」の運営も行っています。他にも、楽天市場などのECモールへの出店も行い、幅広いルートで商品の販売を行っています。

展示会からウェブへの集客に大きな成果

BtoB-ECサイトを立ち上げた経緯を教えてください

当社がBtoB-ECサイトを立ち上げたのは2018年4月のことでした。

それまで新規顧客獲得の有力な手段であった展示会の費用対効果が落ち込んでいたため、展示会で行っていたOEM受注をweb経由に移行した形です。

現在は、取引先や展示会の際のブース来場者などにお渡しするノベルティグッズを制作したいという企業のニーズに応えられる商品ラインナップも充実してきています。

現在は、BtoB-ECサイトでの取扱商材は約250品目となっています。

Bカートを選んだ理由を教えてください

Bカートは、過去に自社のウェブサイト制作を依頼していたソフトコム株式会社さまの紹介で導入しました。

元々、「BtoBのECサイトを立ち上げたい」と相談しており、ソフトコムさまがBカートを見つけてきてくださりました。

以前からお付き合いがあり信頼していたので、「ソフトコムさんが提案してくださるなら大丈夫だろう」と迷わずBカートに決めましたね。機能としては、顧客ごと、商品ごとに細かく価格を設定できる点が大きかったです。

Bカート導入をきっかけに新規取引先が150社増

導入後の成果はいかがでしょうか

Bカートを導入してBtoB-ECサイトを立ち上げて以来、約150社の新規法人様との取引が始まりました。立ち上げ当初は個人の同人作家さんからの受注が多く、2020年頃から法人の新規顧客からのOEM受注も増えてきました。

とはいえ、Bカートを導入しただけで新規取引先を獲得したというわけではありません。例えば、自社サイトで法人向け記事として「どんなノベルティが良いのか?」「どこに依頼すればよいのか?」というような、『担当者の方が困っているだろうな』という内容のものを掲載しています。

他にも、グッズのプロとしての「”のし”には何を書けばいいのか」というようなコラム記事を掲載することもあります。直接グッズには関係ないように感じる内容でも、その記事をキッカケに当社のことを知ってもらうことに繋がっています。

営業スタイルに変化はありましたか?

Bカート導入以前は、実際にお客様の元に訪問する、リアルでの展示会に出展するなど、対面での営業・商談が主な新規流入となっていました。商材やグッズとして取り扱う対象のジャンルごとに担当営業を分けていた時期もありました。

現在は、主にBカートを活用して営業活動を行っています。営業マンが対面営業を行う際に、Bカートサイトを見せながら提案することも多々あります。また、自社サイトのブログ記事からBカートサイト経由で問い合わせをくださるケースも増えてきました。

一方で、長年取引のある既存顧客は、従来のFAXや電話・メールでの受注を継続しています。昔からお付き合いのある法人のお客様からは、細かい仕様の指定がある注文を頂くことが多いため、それらをECに完全移行するのは正直難しいと感じています。

しかし、従来のアナログスタイルな受注方法とBtoB-ECサイトからの受注方法の両方を並行して行うことで、お客様からの様々な受注に対し柔軟に対応することが出来ています。

今後の展望

今後は、当社の強みである『ウェルダー加工』を小ロットで国内製造できるという情報の発信を強化していきます。そのためのオウンドメディアを立ち上げ、広く認知を高めていきたいと思います。

もっと多くの人に当社のことを知っていただきたいという思いが強いので、今回のようにインタビューを掲載して頂いたり、メディアへの露出も増やしていきたいと考えています。

ブログはもちろん企業単位でのプレスリリースも強化し、Webでの集客にも更に力を入れていきたいですね。

また、オンラインでの集客だけでなく、リアルで開催される展示会への出展も引き続き行っていく予定です。

しかし、これまでの「集客」という目的とは違う形での出展になると予想しています。対面での良さを活かし、人と人とのつながりや現地でのインパクトを大切にしつつ、そこからWebでの繋がり(BtoB-ECサイト)に促していきたいと考えています。

『展示会は一瞬のインパクトを持たせるもの、Webは継続してゆるやかに繋がり続けるもの』として、それぞれの役割を社内でも確立させていきたいです。

タイヘイ化成株式会社

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