スクラッチシステムから
Bカートにリプレイス

東京日産コンピュータシステム株式会社
経営管理本部・業務グループ・担当課長
中根 啓太 様

東京日産コンピュータシステム株式会社様の導入事例

ITCソリューション企業で社内の課題を解決

事業の概要を教えてください。

1982年に「東京日産自動車販売株式会社」の事業部門として日本アイ・ビー・エム初の特約店事業を開始し、1989年に現在の会社へ分社しました。 以来、日産自動車はじめ、他の自動車メーカーや自動車部品サプライヤー、自動車ディーラー、重工業、建設・建材、化学メーカーなど大手製造業を顧客層とし、 顧客の未来を考えビジネスを共創するICTソリューション企業として、企業向けの運用管理つきITサービスである「TCSマネージドサービス」を提供してきました。

具体的な提供サービスについて教えてください。

ハイブリッドクラウドとアプリケーション開発・運用保守を含めた、ビジネスプラットフォーム全体をTCSマネージド・プラットフォーム・サービスとして提供しています。 全国に存在するお客さまのニーズに対し、便利さやお得感を提供するソリューションとして「ITte(イッテ)」など、新しいサービスも続々と展開しています。

自社開発システムから、SaaSであるBカートにリプレイス

ウェブ受注を開始した背景を教えてください。

2003年に、自社スクラッチでWeb受発注システム「タスかる OFFICE NET」を立ち上げました。

きっかけは、取引先である日産自動車とその部品を発注するサプライヤーをつなぐサポートを構築する中で、日産自動車へ納品するための「納品書(JAMA用紙)」を受発注できる仕組みが必要だったためです。 この「納品書」は、日本自動車工業会がフォーマットを指定していました。

当時、サプライヤーが1000社ほどあったため、社員数100人弱では、FAXや電話などの受注では負担が大きく、ウェブ受注をできるようにして生産性を高めることが狙いでした。

Bカートにリプレイスした経緯を教えてください。

それまでスクラッチで自社開発したシステムを使っていましたが、ミドルウェアのサポートが切れること、サイトが旧式なデザインであったこともあり、システムリニューアルの検討を始めました。

しかし、当時は業績に伸び悩んでいたため高い予算を割くことも難しく、ゼロから再度自社開発するのも現実的ではなかったことから、スモールスタートできるサービスを探していました。 さらに、BtoB取引である以上与信の管理や商品の閲覧制限なども必要であり、仕様に合ったサービスを探すのも簡単ではありませんでした。

そこで数社のカートシステムを比較検討しましたが、最終的に「Bカート」を選びました。決め手となったのは、導入コストを抑えスモールスタートできること、本格導入前に「トライアル検証」で運用のイメージを実際に確認できることの2点です。

Bカート導入で「SaaSならではの良さ」を実感

リプレイスによるメリットを教えてください。

自社開発をしたスクラッチのシステムから、カスタマイズできないSaaSシステムにリプレイスすることで、それまで使用してきた基幹システムとの連携が難しいのではという懸念点がありましたが、 RPAを活用し、従来の基幹システムとの連携を実現することができました。これまで使ってきたシステムをそのまま使い続けることができるのは、かなり助かりますよね。

また、既存のスクラッチシステムの場合、顧客情報やデータベース、デザインなどの変更に一定の時間を要していましたが、Bカートなら自分たちで即座に変更でき、経営陣からの改善要請にもタイムリーかつ柔軟に対応できるのも大きなメリットです。

Bカートの魅力を教えてください。

実際に運用するスタッフの中にwebサイトやECに詳しい者が在籍していなかったため、誰でも簡単に作業できる必要がありました。 その点、Bカートには充実したサポート体制、操作マニュアルに画像や動画による詳しい説明があり、疑問があった際に特別が知識がないスタッフでもスムーズに解決できます。 これはどの企業さんにおいても導入のキーとなる大きなポイントだと思っています。

また、これまで営業社員が行っていた見積書の発行業務を、Bカートに商品を登録しておくだけで顧客側から見積発行ができるのも大きな魅力です。 これまで電話やFAX、メールなどで対応していた業務を代わりに行ってくれるので、営業社員の業務負担がグッと軽くなりました。

今後の展開について

ウェブサイトへの経営陣の期待感が高いことから、取引先限定のクローズサイトから今後はオープンサイト化を目指しています。クレジットカード決済を導入して決済手段を増やし、会員登録すればすぐに利用できるBtoB-ECサイトへの拡充を図っています。 やはり、実際にサイトを利用するお客様から支持されるサイトを目指していきたいですね。

また、現在は物販を中心のとした運用を行っていますが、他にも自社のサービスに関する受付窓口となるようなサイト作りを考えています。 Bカートにはまだまだ沢山の機能があるので、営業社員の日々の営業活動にそれらを存分に活用していきたいです。 既存のお客様の利便性を維持しながらも、新規顧客の開拓にも力を入れていきたいと思っています。

東京日産コンピュータシステム株式会社

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