【EC事業者】消費税率の改定で8%から10%に。受注と出荷で消費税改定を跨ぐ時って!?【必見】

2019月5月28日
【EC事業者】消費税率の改定で8%から10%に。受注と出荷で消費税改定を跨ぐ時って!?【必見】

消費税増税に伴う8%から10%への改定、皆さまのご対応準備はお済みですか?本日は、この消費税増税における、ECサイトの留意点をご紹介いたします!

このタイミングってどうすれば・・・?

「9月30日までに受注した注文があり、出荷・納品する時は10月1日以降になります。
その場合の消費税率は8%で対応するべきか、10%で対応するべきか、、」

といった卸売企業からのお問い合わせが増えています。

 

この場合ポイントになるのは、【どの時点で売上計上するのか 】という点です。

 

例えば、取引先との契約条件によっては「出荷基準」で売上計上されるものもあれば
検品基準」で売上計上されるケースもあります。

 

したがって、いくら9月中にオーダーを受付けたからといって
それがいきなり売上げに繋がるわけではなく、
出荷(ないしは検品)が終了した時点ではじめて売上げになっていくのです。

 

 

実質、消費税が計上されるタイミングは、
【消費税の課税対象は,課税事業者が行った『資産の譲渡等』(消費税法4条1項)】とされています。

 

<消費税の課税対象=『資産の譲渡等』とは>

「資産の譲渡等」とは事業として対価を得て行われる次の行為を指します。

ア 資産の譲渡
イ 資産の貸付
ウ 役務の提供

 

つまり一般的には、ECサイトでの販売は「資産の譲渡」に該当するため、
この行為を行う日付は「商品を引き渡した日」、つまりは「出荷した日」となります。

※会社によっては【出荷基準】の他に【検品基準】で取引しているケースがあります。

  

そのため、9月30日までに購入したため「消費税は8パーセント」というお客様の認識と、
10月1日出荷のため「消費税は10パーセント」というお店の認識のズレにより、
トラブルが多く発生する可能性があります。

 

そのようなトラブルを防ぐためにも、消費税がアップする際の事前告知や、
お店の一時閉店などを行い、事前にトラブルを防ぐ必要があります!

 

 

 

BtoBでは信頼関係が第一!

BtoB(企業間取引)の場合はお客様と
長くて深いお付き合い」をしていくことがポイントになってくると思います。
無駄なトラブルを防止する意味でも、お互いに事前確認をしてみてはいかがでしょうか。

 

消費税引き上げスケジュールや軽減税率への対応・経過措置などに関してはコチラを御覧ください。

※最終的には税理士の方などに正確にご相談頂く事をご推奨いたします※

著者について
Bカート運営部
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