【2022年度版】BtoB-EC市場規模|EC化率は35.6%に成長@経済産業省
こんにちは!
Bカートセールスのカワマタです。
突然ですが、ある商品の広告ランディングページを見ている際、LP内の「購入に進む」というようなボタンをクリックするだけで、 その商品がカートに入った状態で注文画面にスムーズに進めた、なんていう経験はありませんか?
ECサイトで商品ページを探して、商品詳細ページを見て、やっとこさ「カートに入れる」ボタンをクリックして・・・という面倒な作業をすっ飛ばし、 すぐに商品購入の画面へたどり着くことができる非常に便利なシステムですよね。
では、Bカートは商品詳細ページを経由せず、商品をカートに入れることができるのでしょうか?
結論から申し上げると、標準対応は致しておりません。
しかし、Bカート内の機能をうまく駆使することで、 外部サイトやBカートの自由ページからカートに商品を入れるシステム(以下、「外部サイトやBカートの自由ページからカートに商品をポストする方法」)を 実装することができてしまいます!
今回は、
・外部サイトやBカートの自由ページからカートに商品をポストする方法を知りたい
・Bカート内の自由ページを上手く活用したい
・裏技が気になる、『Bカートの可能性』をちょっと感じてみたい
といった方々に向け、外部サイトやBカートの自由ページからカートに商品をポストする方法をご紹介します!
※ご注意ください※
※Bカートは、本記事でご紹介する機能を追加する外部サービスと標準連携しているわけではございません。今回はあくまでもBカート標準機能を運用した「裏技」のご紹介となっており、本記事内容へのご質問、並びに本記事に関するご説明等はカスタマーサポートでは対応致しかねます。予めご了承くださいませ。
1.「外部サイトやBカートの自由ページからカートに商品をポストする方法」とは
まずはじめに、「外部サイトやBカートの自由ページからカートに商品をポストする方法」とは何なのかをざっくり解説!
この機能は、Webサイト内に埋め込まれた専用のボタン(又は画像)をクリックすると、自動的にカートに商品がポストされた状態になるシステムのことです。
「ユーザーが商品に興味を持っても、ECサイト内で商品を探す手間がかかってしまう」、「注文までの操作が多く結局面倒になって離脱してしまう」 ・・・そんな悩みを解決することができます!
実は、このシステムを実装することによって、コンバージョン率が1.5〜2.5倍に上がるとも言われているんです。
2.活用シーン
(1)Bカートの自由ページからカートに商品をポストする
自由ページで商品紹介をし、その商品ポストしたい場合や、それぞれの商品詳細ページに移動して、カートに追加を繰り返すのが大変!というシーンなどでご活用いただけます
(2)外部サイトからカートに商品をポストする
既に会社のコーポレートサイトや商品専用の紹介サイトを運営している場合、新たにリンクを設けてBカートサイトへ遷移してもらう形になるでしょう。 そもそもの取り扱い商材が少ない場合、お客様によるページ遷移の手間や、売り手側によるBカートサイト開設の告知ページを作成する手間などを考えると、少々面倒な気もします。
そういった場面において、『既存のサイトやページからカートに商品をポストしたい!』というニーズがあれば、それに応える事ができるようになります。
また、LPに商品ポスト用のボタンを設置することも可能です。 LP(Landing Page)とは、訪問者が初めに着地するページのことを指します。そのような目立つページにカートにポストするボタンを置けるとかなり便利ですよね。
このように、「外部サイトやBカートの自由ページからカートに商品をポストする方法」はいろいろなシーンで活用できます。
それでは、具体的な実装方法をご紹介いたします!
3.実装してみる
前提条件
・Bカートと契約し自社BtoB-ECサイトを運営しており、登録済みの商品があること
・HTMLの知識がある、もしくは制作会社などに依頼できる環境であること
実装方法をお伝えする前に、まずは『どういうメカニズムで商品詳細ページ以外のページからカートに商品をポストすることができるのか?』というのを解説いたします。
通常の注文動作をした場合、Bカートの商品詳細ページ内の『カートに入れる』というボタンをクリックしますよね。この時、Bカートの中ではこんなことが起きています。
商品詳細ページの『カートに入れる』ボタンをクリックすると、カートページに対して以下の2つの情報が送信されます。
・商品情報(該当する商品のBカート商品セットID)
・注文数量
これらの情報が送信されることにより、カートの中に商品が入る仕組みになっています。
一般的に、このようなデータの送信形式をPOST(ポスト)送信と呼びます。
そして、今回ご紹介する『外部サイトやBカートの自由ページからカートに商品をポストする方法』とは、『POST送信のボタンを自由ページや外部ページに設置する』という事なのです。
サンプル1 数量を選択して商品をカートに入れる
ここでサンプルを一つご紹介します。商品の数量を選択した上で商品をカートに入れることができるサンプルです。
サンプルコードはこちら。
赤下線の部分に、カートに投入したい商品のBカートのセットIDを入力します。また青下線部分のpost先のURLは対象サイトのカートページのURLに設定します。
サンプル2 1つの商品をカートに入れる
二つ目のサンプルは、商品の数量を選択せずに1つの商品をカートに入れることができるサンプルです。
サンプルコードはこちら。
赤下線の部分に、カートに投入したい商品のBカートのセットIDを入力します。また青下線部分のpost先のURLは対象サイトのカートページのURLに設定します。また緑下線の部分の数値で、カートに投入する数量も設定可能です。
※ご注意ください※
※Bカートは、本記事でご紹介する機能を追加する外部サービスと標準連携しているわけではございません。今回はあくまでもBカート標準機能を運用した「裏技」のご紹介となっており、本記事内容へのご質問、並びに本記事に関するご説明等はカスタマーサポートでは対応致しかねます。予めご了承くださいませ。
自由ページに埋め込む場合
Bカート管理画面内の【コンテンツ】>【自由ページ管理】>【新規ページ登録】
または【自由ページ管理】にて、下記画像赤枠内の必要箇所にHTMLを記述します。
外部サイトに埋め込む場合
外部サイトに埋め込む際も、Bカート自由ページと同じようにHTMLを記述し、POST送信用のボタンを設置します。
ちなみに、HTMLの記述内容はBカートのサポート対象外となっております。 残念ながら、Bカートサポートにお問合せを頂いたとしても、詳細をご案内することはできません。(スミマセン…。)
HTMLの知識はないけれど、『外部サイトやBカートの自由ページからカートに商品をポストする方法』を自社のサイトでも使ってみたい!そんな方は、Bカート認定パートナーや、ECサイト構築実績のあるWeb制作会社さんに依頼するのがオススメです。
4.実装する際の注意点
今回ご紹介している『外部サイトやBカートの自由ページからカートに商品をポストする方法』ですが、かなり便利な方法である反面、ご注意いただかなければならない点がいくつかあります。
在庫が無い場合にエラー表示が出ない
本来のBカートの標準機能では、商品が在庫切れの場合はカートに入れることができない(カートに入れるボタンが表示されない)仕様となっています。
(※在庫表示の設定はコチラのユーザーガイドにてご確認ください!)
しかしながら、商品詳細ページ以外のところからカートに商品をポストする場合、在庫を参照しないまま商品と数量の情報をカートに送信しようとするため、在庫が無い場合でもPOST送信自体は出来てしまいます。
とはいえ在庫が無いことに変わりは無いので、実際に注文をすることはできず、カートにポストされることもありません。商品詳細ページ以外のところから商品を注文しようとしたお客様からすると、「商品を注文しようとしたのに、どうやってもカートに入れることができない」という状態になり、困惑してしまいますよね。
このような状況にならない為にも、今回ご紹介する方法は、在庫が豊富な商品または恒常的に在庫確保ができる商品でご利用いただくのが良いのかもしれません・・・!
何が起きてもサポート対象外になってしまう
何度もお伝えさせて頂いている通り、今回ご紹介する方法はBカートサポートの対象外となっております。そのため、『商品詳細ページからカートに商品をポストしたせいで在庫が狂ってしまった』『請求時に差異が生じてしまった』などの不具合が生じた際、いかなる場合も保証はいたしかねます。あくまでも裏技としての運用となるので、その点はあらかじめご了承ください。
5.おわりに
最後までご覧いただきありがとうございました!
前回の裏技ブログ#1に引き続き、Bカートの隠れた運用方法をご紹介させて頂きました。
今後も、皆さまのお役に立てるような”Bカート裏技情報”を随時更新してまいります。
乞うご期待くださいませ!
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