【2022年度版】BtoB-EC市場規模|EC化率は35.6%に成長@経済産業省
1.FAX受注がなくならないケース
Bカートでサイトをオープンしたものの、FAXで注文するお客様が一定数いるという企業もいらっしゃるのではないでしょうか?
発注企業側の方にはITリテラシーが高く、すんなりBカートに移行してくれる方と、そうではない方(FAX派)がまだまだいらっしゃるというお話をよく聞きます。
そういった場合は、Bカートの管理画面からFAX発注のデータを手入力したり、基幹システムに手入力しているケースが多いのではないでしょうか・・・?
そこで今回の記事では「AI-OCR」を利用したFAXの受注入力削減の方法について案内していきたいと思います。
2.「OCR」と「AI-OCR」の違い?
本題に入るその前に、そもそも「OCR」と「AI-OCR」ってどう違うんでしょうか?
「OCR」は聞いたことがあるけど、「AI-OCR」との違いがわからない!という方もいらっしゃると思います。
まずはカンタンにおさらいをしてみます。
OCRとは?
「OCR」とは、Optical Character Recognition(光学式文字読取)の略で、紙に印刷された文字や手書きの文字をスキャナで画像データとして処理し、その後、テキストデータに変換する技術を指します。
OCRの弱点1 文字の認識率
従来型のOCRの特徴として、文字の認識率の低さが挙げられます。従来型のOCRの技術では、癖字などの特徴を1つずつ辞書登録する必要がありました。ただ、無数に存在する癖字のパターンをすべて登録することが不可能なこともあり文字の認識率がなかなか上昇しないという問題点がありました。
OCRの弱点2 複数フォーマットへの自動対応
従来型のOCRでは、定型の統一フォーマットであれば効率的にスキャンが可能でした。しかし、フォーマットが異なるとなかなかスキャンが難しいという弱点があります。実際のビジネスシーンでは、得意先毎に発注フォーマットが異なることも多々あります。そうなるとなかなか実用に耐えがたくなってきます。
AI-OCRとは?
AI-OCRとは、従来のOCRにAIをかけあわせることによって、これまで課題だった文字の認識率向上が見込める技術のことを指します。
AI-OCRの特徴1 文字の認識率が高い
AI-OCRでは、従来型のOCRが苦手としていた人間の癖字などを機械学習させることで、手書きの際の癖や前後文章や内容の文脈からも判断し、文字の認識率を高めることに成功しています。
AI-OCRの特徴2 様々なフォーマットに対応できる
従来型のOCRでは、フォーマット内の項目の座標などを利用していることもあり、異なるフォーマットの文字情報を正確に読み取ることに課題がありました。一方AI-OCRでは、異なるフォーマットでも項目の位置を自動で抽出し、文字を識別することができるようになります。
3.AI OCRでFAXの受注入力を削減する!
前置きが少し長くなりましたが、ここからが本題です。
今回の記事では、AI OCRのLINE CLOVAを利用したFAXデータのBカートへの連携方法をご紹介します。
・どんなデータ連携ができるか?
FAXで受信している「注文書・発注書」等をAI OCR で受注データに変換、その後、ECコネクターを利用してBカートに取り込める形にデータ変換、最後にBカートにデータ連携をすることができます。
(概要図) ※画像はECコネクターサービス資料より抜粋
・導入したらどうなるか?
今まで手入力していたFAXがAI OCRによって自動的にデータ化されます。これにより、受注担当者さまによる手入力はなくなり、データを確認して、CSVデータをBカートにインポートするだけになります!(受注担当者さんの作業もかなりラクになりますね~!)
・誰が提供しているか?
Bカートの認定パートナーである株式会社久がデータ連携部分のECコネクターを提供しています。
4.まずは無料トライアル
実際に注文を受けているFAXのフォーマットがOCRでどう認識されるかまずは試してみませんか?
35日間の無料トライアルでAI OCRによる効果を実感していただくことができます。
一連のソリューションを、Bカートのパートナー企業である株式会社久よりご案内させていただきます。
ご興味ございましたら下記までお問い合わせいただけますと幸いです。それではご連絡お待ちしております。