ついにAmazonがBtoB-EC市場に参入「Amazon Business」

2017月9月20日
ついにAmazonがBtoB-EC市場に参入「Amazon Business」

勢いの止まらないAmazonですが、今後はBtoB-ECの市場でもサービスをローンチするようです。BtoCの世界では圧倒的な存在感をみせていますが、BtoBの世界でも同じようにAmazonが制覇してしまうのか。

AmazonのBtoB-EC市場への参入が、BtoB-EC市場を活性化させる!

いよいよ日本でも「AmazonBusiness(アマゾンビジネス)」が9月20日に開始されました。グローバルにみてもBtoBのEC化はトレンドでもあり、アメリカ、ドイツ、イギリスに続き日本でもBtoB-ECを展開されたようです。

AmazonBusinessアマゾンビジネス

AmazonBusinessにはいくつかの特徴があるのでざっとご紹介していおきます。

■法人向けの価格

ビジネス向けの特別な価格や購入数量に応じて割引率が変わる数量割引など多数の商品に適用されているようです。また同じ商品を複数のサプライヤーが出品している場合、一覧で価格比較することが出来る機能も備えているようです。

従来の購買フローでは同じ商品を何度も見積り依頼をかけて一番安い相手先から購入するようなことをやっていましたが、そういった手間も吸収してくれるようです。

■Amazonの強みを活かした配送サービス

お急ぎ便・お届け日時指定便など、Amazonプライムの配送特典を注文金額にかかわらず無料で利用できるようです。Amazonとしてばユーザーにとって利便性の高い配送サービスを提供してきた企業だが、BtoBのシーンでも顧客の目線にたったサービスを提供していくことでしょう。

■BtoB向けの商材

あらゆる業種のニーズに対応した商品を取り揃えているということであるが、基本的にはビジネス用途に限定しているようだ。主にはオフィス用品などの消耗品から開始していくことが想定されるが徐々に取り扱い品目を増やしていくことが予想される。

■法人向けのアカウント管理

このアカウント管理はBtoCと大きく異なる部分だったりもします。BtoCの場合は、自分が欲しいかどうかだけで購入を決定することができますが、BtoBの場合は承認権限ユーザーごとの発注上限額を設定し、ある決まりの中で運用する必要があったりします。AmazonBusinessではそのあたりの法人特有の商習慣に対応できる機能が備わっているようです。

■法人向けの請求管理

法人向けのクレジットカードや、月末締めの翌月末払いの請求書払いといった具合に日本特有の商習慣もカバーしていることには驚かされた。また、購入前に社内承認をとるための見積機能であったりと、法人のニーズに応えてきていることがわかる。

荒削りではありますが、AmazonBusinessの機能をご紹介させていただきました。

当社はこのBtoB-ECの領域にソリューションを提案するサービスを提供しているので、AmazonBusinessが与える市場にインパクトや今後の流れなども追って情報発信していこうと思います。

著者について
鵜飼 智史
鵜飼 智史 Satoshi Ukai

BtoB ECの第一人者として黎明期より活躍。Eコマースの展示会での特別講演や全国規模でのセミナー活動を精力的におこなう。また、BtoB EC界隈に参入を計画する企業への社内勉強会やアライアンスなども積極的におこないBtoB ECの根本的な底上げを推進している。 まだまだアナログな作業が多いBtoBの業務フローをデジタル化するべく奮闘し、これから訪れる企業のデジタルトランスフォーメーションへの本格的な対応を見据えて日々企業の業績アップに貢献している。

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