【2021年】BtoB-EC市場規模|EC化率は33.5%に成長@経済産業省

2021月7月30日
【2021年】BtoB-EC市場規模|EC化率は33.5%に成長@経済産業省

毎年、経済産業省から発表される「電子商取引に関する市場調査」についてのコラムです。 BtoB EC市場規模の動向やBtoB ECに関するトピックについて触れています。

 

 

経済産業省は令和03年07月30日に「電子商取引に関する市場調査」を発表しました。この記事では、本市場調査におけるBtoBECに関するトピックについて触れていきます。

1.BtoB-EC市場規模の推移(2016年~2020年)

2020年の日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は、19.2兆円(前年19.3兆円、前年比830億円減)、BtoB-EC(企業間電子商取引)市場規模は334.9兆円(前年353.0兆円、前年比5.1%減)に減少したが、一方でEC(eコマース、電子商取引)の浸透を確認できる数値であるEC化率は33.5%(前年比1.8ポイント増)となった。

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出展:令和2年度 産業経済研究委託事業 (電子商取引に関する市場調査)

昨年とは打って変わって、昨今の社会情勢影響を受けてBtoC、BtoBともに市場規模が縮小した傾向にあるが、一方でEC化率はBtoC 、BtoBにかかわらず増加の一途を辿っている。また上記の数字からもわかるように、BtoB-ECはBtoC-ECに比べると、約20倍の市場規模となっていおり、今後ますます成長が期待される。

 

 

2.BtoB-EC 市場規模の業種別内訳

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また、2020 年規模が 2019 年から拡大した業種は、上位順に「小売」、「建設不動産業」、「その他サービス業」、「情報通信」となっている。またEC化率の観点では各業界、数字は伸びているが上位順に「輸送用機械 (70.7%)」「食品(63.3%)」、「電気・情報関連機器(61.1%)」となっている。

 

 

3.国内 BtoB-EC にかかるトピック

IP 網化に伴う INS ネットの廃止

2024 年 1 月に予定されている INS ネット(ディジタル通信モード)サービス終了に伴 い、BtoB-EC において同サービスをインフラとしている EDI の仕組みは更新を迫られて いる。総務省情報通信審議会における答申では主なポイント として、「距離に依存しない低廉な電話料金の実現」、「現在と同等水準で品質・信頼性 を確保」、「終了するサービス等に関する利用者利益の保護」等を挙げるとともに、「IP 網への移行工程・スケジュール」として次の図表に示す工程を示している。

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適格請求書等保存方式(インボイス制度)の対応

2023 年 10 月より、消費税の仕入税額控除の方式として、適格請求書等保存方式(インボ イス制度)の導入が予定されており、2019 年と同様、課税事業者は導入に向けた対応を求 められている。以下が、制度導入までのスケジュールである。

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おわりに

最後まで御覧いただきましてありがとうございます。

従来のEDIにおける通信方式の見直しや、請求書の方式の変更が間近に迫るなかで、Web EDIや電子請求書などWebサービスの導入が解決策の1つとして検討する動きが広がっているようです。本記事でBtoB ECのこれまでの流れや、これからの動きに興味をお持ちいただいた方は、以下の記事で紹介させていただいておりますのでご一読いただけますと幸いです。

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令和2年度 産業経済研究委託事業 (電子商取引に関する市場調査)

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著者について
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Bカート運営部 Bcart Operations Department

BtoBならBカート!で、おなじみのBカート運営部です。BtoB(企業間取引)のEC化を促進し社会にインパクト与えます。より良いサービスをご提供できるようスタッフ一同奮闘中!

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