【2022年度版】BtoB-EC市場規模|EC化率は35.6%に成長@経済産業省
BtoB(卸売り・仕入れ)をインターネット上でおこなうネット卸をおこなうことができるBtoBのEコマースは非常に注目されています。ですが、BtoBと言っても大きく分けて下記の3つの業態があります。今回はその中でも「ネット卸」をおこなっている企業にフォーカスしてご紹介していきたいと思います。
仕入れもネットでおこないたい。そんなネット卸を注目
・BtoB通販
・ネット卸 (←今回はこれ)
・web受発注システム
300年以上の歴史を持つ食品卸 国分ネット卸
卸売業の牽引者である国分株式会社。食品・酒類を取扱う総合問屋で創業は1712年と300年以上前まで遡る。食品卸業界では、三菱食品や日本アクセスなど、三菱商事や伊藤忠商事といった大手商社が主導し再編が進む中、国分は大手商社グループに属さない独立系の卸で非上場を貫いていることでも知られる。(2014年12月丸紅との包括提携が正式発表された。今後の動向に注目。)
小売りの購買力向上による値下げ要求や、小売りとメーカーが直接おこなうPB商品(プライベートブランド)、物流費の高騰などの影響もあって、なかでも食品卸業界では異次元の業界再編や淘汰が進んでいる。
そのような状況の中、業界最大手である国分がインターネットを活用した卸サイト「国分ネット卸」を立ち上げ運営している意味は大きい。
バイク・自転車・自動車・工具の部品/パーツの通販 カスタムジャパン
車両販売店・整備工場・パーツ用品店様を対象とした業者向け会員制BtoBサイトを運営している株式会社カスタムジャパン。国内におけるバイク・自転車業界向けのBtoB市場では業界トップシェアを獲得。
国内外の有名ブランドからオリジナルブランドまで数100社・15万アイテムを取扱い、海外メーカーから直接仕入れをおこなうことでコストダウンを実現している。また、紙媒体やWEBカタログで情報を発信し、ヒューマンセールスもおこなう。
BtoBの場合では取扱い商品が数万点から数百万点というような、膨大なデータを取り扱うことが多い特徴がある。カスタムジャパンも「バイク部品適合検索システム」という目的の商品までの到着時間を短くできるシステムを準備している。
ドロップシッピング対応卸しサイト 通販素材.com
EC事業者を対象とした総合支援卸サイト「通販素材.com」を運営している株式会社コスパクリエーション。在庫を持たずに商品を取り扱うことができるドロップシッピングサービスを提供し、商品素材の提供から、通販ノウハウやオペレーションといったリテールサポートまでワンストップで提供している。
ネット通販において大切な要素である商品の説明文、キャッチコピーなどにも力を入れている。なかでも、自社スタジオで撮影・編集された商品画像は非常に高いクオリティで、それらの画像を無料で利用できるのはEC事業者にとっても大きなメリットである。
同社が取扱うホームインテリア関連の商品は大型のものが多いので、そもそもEC事業者は在庫を持つことができない。実際に家具を展示販売しているショールームにいって商品を購入しても、お支払いは済ませて商品は後日発送なので展示品と発送する商品は別々の場所にある。
そのようなインテリア商材が持つ商習慣から考えてもネット通販でドロップシッピングをするのは理にかなっている。 今回はネット卸のお話しでしたが、BカートASPでは「BtoB通販」、「web受発注システム」といった運用方法も管理画面から簡単に設定することができます。