Windows XP サポート終了でサービスの提供方法が変わりだす

2014月3月10日
Windows XP サポート終了でサービスの提供方法が変わりだす

マイクロソフトはWindows XPのサポート期間が2014年4月8日(日本時間では4月9日)に終了するという内容の更新プログラムをWindows Update経由で配信開始したようです。当コラムでは、サービスのあり方について考えてみたいと思います。

インストール型のサービスとは、、

いままでのサービスを提供する概念として

パッケージソフトをローカル(オフライン)のパソコンにインストールして

1ユーザー※※※円や、最新版にアップデートするには※※※円といったカタチで

料金設定がありサービス提供していたかと思います。

しかしながら、今回のようにパソコンのOS(WindowsXP)自体のサポートが終了してしまうと、

セキュリティーホールなどの放置しておくと危険な脆弱性が、悪意のあるハッカーなどによって見つかっていくのですが

その脆弱性を修繕する公式アップデートがおこなわれないため、セキュリティー的にも大変危険な状態が発生してしまいます。

いままでは、単に最新版にアップデートすれば良かったのですが、このところ事情がちょっと変わってきています、、、

クラウド型のサービスの台頭

Business Insiderが発表した最新のスマートフォン・マーケット市場予測によると、

2014年のスマートフォン出荷台数は13億台を超え、、
(中略)、、2015年にはタブレットも出荷台数ベースでPCを逆転する。



と推定しているようです。

画像1
引用元:in the looop



このような状況を考慮すると、今後はパソコンで作業をするスタッフと、スマホやタブレットで業務をおこなうスタッフ、、といった具合に

社内業務のあり方が、デバイスと共にどんどん変化していくと思います。

単純にこれからはパソコンを必要としない、スマートフォン・タブレット世代の人口が増えていきます。

実際に自分のまわりを見渡してみても、年齢層の低い方を中心にスマートフォンを手にしています。

スマートフォンを持っているということは、何か気になったことがあればすぐに検索しますし、

道に迷っている人は地図ではなくスマホを見ながら考え込んでいます。

つまり、通信環境が年々向上していることもあって「24時間365日インターネットとつながっている」という状態が生まれています。

これはインターネット環境というものが、コンビニと同じようにインフラとして機能しているのだと感じています。

また、会社というものはそんなユーザビリティーを体感した個人の集合体です。

個人のユーザビリティーや感覚から先行して技術は向上しているように思いますが、そういった感覚はやがては法人(企業)にも浸透していきます。

いままでは考えられなかったような業務もインターネット上で作業する時代が、もうすぐそこまでやってきています。

今まさに「いつでも・どこでも」の時代に

そのような流れもあって、インターネットに繋がる環境さえあれば、

場所や時間を選ばない「クラウド型サービス」が注目されているようです。

ウィンドウズXPのサポート終了を機に社内体制を見直して

積極的にクラウド型のサービスを導入してみてはいかがでしょうか。

著者について
鵜飼 智史
鵜飼 智史 Satoshi Ukai

BtoB ECの第一人者として黎明期より活躍。Eコマースの展示会での特別講演や全国規模でのセミナー活動を精力的におこなう。また、BtoB EC界隈に参入を計画する企業への社内勉強会やアライアンスなども積極的におこないBtoB ECの根本的な底上げを推進している。 まだまだアナログな作業が多いBtoBの業務フローをデジタル化するべく奮闘し、これから訪れる企業のデジタルトランスフォーメーションへの本格的な対応を見据えて日々企業の業績アップに貢献している。

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